こんにちは、アシアル・スクール担当の岡本です。
今回は「Windows上で最も簡単にPHPを動かす方法」を試してみたので書かせていただきます。
●「Web Platform Installer 3.0」
Windows上でのPHP環境構築ツールとしては「XAMPP」が有名ですが、
最近、マイクロソフト社が自らPHP環境(も)構築できるインストーラーを提供し始めました。それがWeb Platform Installer (以下、WebPI)です。
●インストールの流れ
・全体的な流れ
・・Web Platform Installerのインストール
・・Web Platform Installerの起動
・・パッケージの選択
・・インストール
・・ブラウザでローカルホストにアクセスして起動確認
上記のような流れで、非常に簡単に環境構築を行うことができます。
●ハマったトラブル一覧
・実験用に持ってきたPCが遅すぎて、作業にえらく時間が掛かった
・間違えてAMD CPU版をダウンロードしてしまった
・最初のインストールの後、Web Platform Installerの起動を忘れて、待ちぼうけ。
・ファイルの拡張子が非表示のままだった!
文章にして書くと自分がアホに見えてきますが、トラブル解決
の一助になれば…
●WebPIのメリット・デメリット
○インストールが非常に簡単
○日本語!
○Webサーバ(IIS)やDBサーバを管理するGUIツール(Web Matrix)が分かりやすい
×当然ではあるがApacheは動かない。
これ、手軽なPHPの開発環境としては申し分ないと思います。
PHPプログラミングの敷居がさらに下がりそうです。
●インストールキャプチャ
マイクロソフトダウンロードセンターからWebPIをインストールしましょう。
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=32b0dfe5-f139-4e1c-b412-3da39f50bbf9
※ご自分のパソコンのCPUにあったファイルをダウンロードして下さい。
WebPIはインストーラーです。WebPIをインストールし終わったら、WebPIを起動してPHPをインストールしましょう。
WebPI上で検索をかけます。「PHP」で調べると様々なソフトウェアが見つかります。
今回は、PHPを利用したCMSソフトのDrupalをインストールしてみました。
Drupalを動かすために必要なソフトが一括(PHPも含めて)でインストールされます。
インストール後はWebMatrixからサイトやデータベースを確認する事ができます。
「URL」にアクセスするとサイトが閲覧できます。また、プログラムのソースコードは「パス」に置かれる形となります。
後はURLにアクセスし、質問に幾つか答えていけばDrupalでサイトをオープンする事ができます(今回は省略)。
また、サイトは複数作ることができます。
「個人用サイト」を開くと以下のようなページが表示されます。
webSite1というサイトが予め用意されているので、こちらにPHPのコードを置いてみましょう。
test.phpというファイルを作成し、中にPHPコードを埋め込みます。
あ、拡張子は表示されるように設定して下さいね。
非常に簡単ですね。
WebMatrixは便利そうなので、もう少し色々さわってみたいと思います。