MonacaDebuggerの次期リリースについて

こんにちは、斉藤です。

今日は、自分が開発担当しているDebuggerについて、お話しします。

Monacaセミナーに参加されている方はご存知だと思うのですが、今現在、以下の機能を取り組んでいます。
・fileプロトコル対応
・PhoneGap の最新版に対応

この二つの機能は次期リリースの目玉でもありますので、この機会にご説明いたします。

◆ fileプロトコル対応

プロジェクトのファイルらをいったんローカルにダウンロード(同期)し、Debuggerがローカルファイルを読んで動くようにします。
これにより、プロジェクトを動かすときの通信が発生しなくなり、動作がより軽快になります。
また、現在のDebuggerではネットワーク上からファイルを読み込むため、クロスドメイン問題があり、AJAXを思うように扱うことが出来ません。
ローカルにファイルに配置することで、クロスドメイン問題が起きなくなります。

◆ PhoneGap最新版対応

今、MonacaではPhoneGapと呼ばれるライブラリをベースにDebugger、ビルドシステムを作っています。
現在のバージョンでは、0.9ベースを使っていますが、これを1.7ベースまでバージョンアップします。
これにより、より安定したアプリ、Debuggerを提供できますし、自分たちがより多くの機能を提供できるようになります。

また、これに関して一つ注意点がございます。
自分たちは「この機能を含むリリースにより、PhoneGap0.9ベースの機能を使ったアプリケーションは動かなくなる」という想定をしています。
そのため、次期リリースの際にはこの注意点及びユーザー様側でしていただく対策を徹底して喚起して参りますので、どうぞご了承ください。

◆ 開発中!

どちらの機能もアプリ作りの敷居を下げることが出来るため、より多くの開発時間をいただいています。
バージョンアップを心待ちにされている方には、もうしばらくお待ちいただきたい、と考えております。

自分たちも、これまでのセミナーやイベントを通して、たくさんの方々にMonacaを使っていただけるということを、改めて実感しました。
MonacaDebuggerの次期リリースをご期待ください!