2009年4日・5日の2日間で開催されたPHPカンファレンス2009に参加してきました。
ビジネスディは、PHPを如何にビジネスに活かすかがテーマで開催され、
・NetCommonsでオープンソース・ビジネスモデルの実現
・世界標準パブリッシングプラットホーム WordPress
・ezPublish ディスクール -- エンタープライズWebCMSに求められる機能とその実現
・Oracleで加速させよう!PHPのビジネス活用 ~スケーラブルで高可用性でクラウドで~
・ソーシャルメディア GREE
・45分で分かる、安全なWebアプリケーション開発のための、発注・要件・検収
などの講演がありました。
5日のテックディでは、当日、急遽司会をすることになり、2年連続で司会をやらせていただきました。個人的にも、ちょっとしたハプニングでした(笑
テックディでは、例年と同じく、廣川類さんの「基調講演」から始まりました。
PHP5.3が、PHP6までのつなぎとして先日リリースされましたが、現状としてPHP6の開発が遅延しており、リリース時期については未定とのこと。アシアルとしても、今後、どのような動向になるか、引き続きウォッチしていきたいと思います。
今年は、海外から講演者が招かれ、講演が行われました。
江明宗さんは「台湾PHPコミュニティの日々」と題して、台湾における開発を取り巻く現状やPHPの普及状況について紹介がありました。講演の中にもありましたが、台湾は市場が小さいためもありますが、最初から世界に目を向けたアプリケーション開発をしているというのが印象的でした。質疑応答にもありましたが、多くのアプリケーションで繁体字だけでなく、簡体字(北京語)、英語にも対応をしているとのこと。
Facebookの開発者であるBrian Shiresさんからは、「APCによるハイパフォーマンスの実現」と題して、APCを用いたパフォーマンスチューニング方法についての紹介がありました。PHP6からはAPCが取り入れられる予定とのことで、PHPアプリケーションの更なる高速化が期待できそうです。
また、symfony開発者であるFabian Potencierさんからは、「Symfony, a web framework for professional websites」と題して、symfonyフレームワークの今後の動向や開発事例、開発・運用における環境設定などの紹介がされました。エンタープライズ版として、3年間サポートも表明されており、商用利用で考えた場合に安心して選定できるフレームワークと言えると思います。
他にも、さまざまな講演が行われましたが、USTREAMで実際の模様を確認することができます。見逃してしまった方や、もう一度、見てみたい方は是非こちらをご覧いただけたらと思います!