今回は、rdesktopについて書いていきます。
Windowsで遠隔操作と言えば、手軽に出来るリモートデスクトップが有名です。
XP以降デフォルトで入っているので手間をかけずにかつ、レスポンスも高速なのでかなり便利な機能ですが、
実はLinuxからでもrdesktopを使えばアクセスできます。
それを実現するのが rdesktop(http://www.rdesktop.org/) です。
インストールは、
apt-get install rdesktop
以上。
使い方は、
rdesktop サーバー名
で、ログイン画面を表示出来ます。
私の場合は、もう少しオプションを付加して、
rdesktop 192.168.100.100 -g 1680x1050 -u 'hogedomain\\yuji' -K
こんな感じになります。
-g 解像度
-u ドメイン名\\ユーザー名
-K キーボードを乗っ取らせない(デフォルトでは、キーボードからの入力を完全に乗っとるので、ratpoisonのキーが使えない・・・)
その他オプションはman pageを見てください。
実際の使用感としては、vncに比べかなり高速。
vncの場合は、プロトコルがシンプルで画面をそのままキャプチャして送るのでどうしても遅くなりがちですが、リモートデスクトップはできるだけ必要最小限にする工夫をしてあるのでこれだけの速度が出る模様。
ただし、スクロールなど短時間で書き換えが起こる場合はやはり通信速度がネックになります。
windowsを使う必要があって、リモートデスクトップで十分な場合にはかなり役立つツールかと思いますので、ぜひ使ってみてください。
おまけ
Xenの完全仮想化でwindowsXPなどを動かす場合は、付属のコンソールを使うよりrdesktop使った方が軽快に動くかもしれません。