iPhoneアプリ開発にかかせない静的解析ツール「clang」

こんにちは、中川です。

今回は、最近行っているiPhoneアプリの開発で非常に便利な
ツール「clang」というものがありましたのでご紹介したいと思います。

iPhoneアプリではPHPとは違いメモリの扱いが非常に重要になってきます。
allocしたものの、リリースをしていないが為に、メモリリークをおこし、
実行が非常に遅くなったり、フリーズしたりということがおこってきます。

よく気をつけてコードを書いていても、うっかりということがありので、
コードの静的解析をおこなうツールというものは非常に役にたちます。

では、早速使い方を。

まずは、以下のページからclang (checker-132.tar.bz2)をダウンロードし解凍します。

LLVM/Clang Static Analyzer

解凍した中身を /usr/local/bin/に全て配置します。
(/usr/local/binにPATHが通っていることとします。/usr/local/binがない場合、root権限で作成してから配置します。)

次にターミナルを起動して、対象アプリのxcodeのプロジェクトディレクトリで、
以下のコマンドを発行します。


$ scan-build -o /User/ユーザ名/Desctop/ xcodebuild

これで、問題がある場合は、デスクトップにレポートがHTML形式で出力されます。
コードのどの部分がどういった原因でおかしいかまで、
非常に分かりやすい形式で出力してくれますので、iPhoneアプリ開発には
欠かせないツールだと思います。

是非みなさんも試してみてください。

参考URL:
iPhone向けサイトを考える : 静的コード解析をしてメモリリーク等を教えてくれるclang - livedoor Blog(ブログ)
clangでObjective-Cプログラムを静的解析 - きりかリポーツ