アシアル情報教育研究所の岡本雄樹です(アシアル情報教育研究所・所長ブログ)
弊研究所では、毎週のようにオンライン研修会を開催しております。故に、所長室は放送室のような装備になりつつあります。
さて、今日は、巷で流行っているClubhouseという音声SNSの話をしたいと思います。
Clubhouseとは
Clubhouseというのは音声版Twitterとも呼ばれているサービスです。サービス内でトーク用の部屋(ROOM)を立ち上げて、その中で、おしゃべりができるようになっています。
クローズドな招待制サービスにも関わらず、有名人が一斉に使い出したことで、アカウントに希少価値が発生。
「Clubhouseに招待して!」
と、多くの人が既にアカウントを持っている人を捜し回り、招待枠の恩恵にあずかろうとしている状況のようです。
私も、昨晩開かれた、ある方のClubhouseイベントに参加するために、同僚から招待を頂きました。
Clubhouseでガチのマイクを使いたい!
このClubhouseというサービスは現在、iOS(iPhoneやiPad)からしか参加できません。
そのためiPhoneなどに内蔵されているマイクとスピーカーを使って参加するのが一般的です。
しかし、折角やるからには、普段オンライン研修で使っているガチのマイクとヘッドフォンで参加したい。
パソコンでZoomなどのオンライン会議サービスを使う場合であれば、USBオーディオインタフェースを接続すれば一発で解決します。
一応、iOSの場合でもUSBオーディオインタフェースを接続できる機種はあります。
私がこれまで使っていた機種は10年以上前のモノなので古すぎて無理ですが、最近はiOS対応の機種も増えているようです。
そこで、とあるUSBオーディオインタフェースを衝動買いして手持ちのiPadに接続をしました。一応、iPad上で音は鳴ったのですが、Clubhouseアプリで活用することが、一筋縄では行きませんでした。
リスナーとして参加する分には動くのですが、スピーカーになった途端に内蔵のオーディオに切り替わってしまう事象に見舞われました。
※ 2021年2月3日現在、岡本の環境では。
「グヌヌ」
しかし、私が使っているUSBオーディオインタフェースには
「スマートフォン専用端子」
なるものがありました。
本来の用途は、Podcastなどの収録時にスマートフォン経由でゲストを参加させるための端子ですが、自分がゲストとしてiPad経由でClubhouseに参加するケースでも使える、、、はず。
接続!
解決!
ただし、この方法だとiPadへの接続は「アナログ」になります。USBオーディオインタフェースとしてマイクをデジタルで繋いだ状態に比べると、若干、音質は落ちているはずです。
アナログ(マイク)→デジタル(オーディオインタフェース)→アナログ(iOSのイヤフォンジャック)
そして、アナログ接続でマイクを接続するだけで良いなら、もっと安価な製品もあるようです。
しかし、この装置は「ミキサー」を兼ねているため、単にマイクを接続する以上のことができます。
ZOOM LIVETRAK L-8の紹介
この製品は、主にポッドキャストや音楽向けに作られた製品のようです。
USBオーディオインタフェースとしても使えますが、「デジタルミキサー」という装置になるため、一般的なUSBオーディオインタフェースとは異なるユニークな機能が色々とついております。
※なおオンライン会議システムのZoomをやっている会社とは違う会社です(日本の会社)。
ZOOM LIVETRAK L-8(公式)この装置、先ほどの写真にあった通り、入力端子が沢山あります。
そして、入力された内容をミックスしてアウトプットすることができます。
このような機能を持った装置をミキサーと呼びます。
また、デジタルで色々と処理できるミキサーをデジタルミキサーと呼びます。
入力端子が沢山あるので、例えば、パソコンのヘッドフォン出力をミキサーのインプットに差せばパソコンの音も送り込めます。
Clubhouseに参加しているときはiPadを使うので、パソコンが空きます。そこで、パソコンのイヤホン出力をミキサーの方に繋げば、BGMを鳴らしたり、ポン出しの効果音を鳴らせることができます。これができると、音声主体のClubhouse上で音を鳴らして盛り上げられる、という寸法です。
また、岡本はボイスチェンジャー装置も持っているので、それを入力端子に差せば、女性声に変えて発言したりすることもできます。
結論:デジタルミキサーがあると楽しい
デジタルミキサーの投入で岡本所長の自宅放送室が、ラジオスタジオに進化しました。
問題は装置がちょっと大きいことです。
でも、今年はボイスメディア復権の年になりそうなので、こっち方面も頑張りたいと思います。
そのうちYoutubeでも、コンテンツ流しますので、アシアル情報教育研究所のYoutubeチャンネルを登録して頂けると嬉しいです。