こんにちは、生形です。アプリ開発者のための総合情報サイト、モナカプレスの編集長をしています。しかし編集長とは名ばかりで、運用担当者は私一人なのです……
今回はWeb制作素人の私が、サイトの立ち上げ期に行ったことをまとめてみました。
モナカプレスの場合、短期間でスモールスタートすることが前提条件でした。まずは「とにかくやってみよう!」という発想で始めてみたのです。
期間短縮のため、他のメンバーのアサインを待たずに一人で作業することにしました。自分で出来ないことはお金で解決。しかしあまり予算もなかったためなるべく低コストに抑えました。
サイトの構築
インフラはレンタルサーバー、CMSはWordPressを使っています。最近のレンタルサーバーはWordPressを簡単にインストールできるようになっているので、構築は非常に楽でした。
私はデザインができないので、WordPressのテーマを購入してカスタマイズなしでそのまま利用しています。最速で立ち上げるにはこういった割り切りも必要なのかなと思います。
ここまででサイトの大枠は完成。細かい設定作業を含めても実働で1日もかかっていません。
その他には、サイトの看板となるロゴをクラウドソーシングで発注したり、アイキャッチ画像を素材サイトで購入したりしました。画像はパブリックドメインのものを利用している方も多いかもしれませんが、探す手間を考えると購入してしまった方が結果的にコストは抑えられるかなと思いました。
WordPressのプラグイン構成
モナカプレスでは以下のプラグインを使用しています。
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AddQuicktag
- 以下の画像のような、投稿画面に表示されるデフォルトのクイックタグを非表示にできるプラグインです。ノートPCなどの解像度が低いマシンで作業する際に、少しでも画面を広く使うために普段使用しないタグは消しておくと便利です。
- 以下の画像のような、投稿画面に表示されるデフォルトのクイックタグを非表示にできるプラグインです。ノートPCなどの解像度が低いマシンで作業する際に、少しでも画面を広く使うために普段使用しないタグは消しておくと便利です。
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Adminimize
- ロールに応じてWordPressダッシュボード内の各項目を非表示にすることができるプラグインです。広告・SEO設定等の管理者しか利用しない投稿画面上の項目を寄稿者には表示しないようにしています。
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All In One SEO Pack
- 言わずと知れた、SEO対策のためのプラグイン。
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Attachment Pages Redirect
- WordPressでは、画像をアップロードすると画像1枚だけのページ(Attachment Page)が自動生成されます。そのページがGoogleに拾われてしまうと検索時のノイズになってしまいます。このプラグインを入れておくと、Attachment Pageへのアクセスがあるとその画像が含まれる記事ページにリダイレクトしてくれます。
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Crayon Syntax Highlighter
- ソースコードをシンタックスハイライトするプラグインです。
- ソースコードをシンタックスハイライトするプラグインです。
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Favicon by RealFaviconGenerator
- ファビコンを簡単に作れるプラグインです。
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Google XML Sitemaps
- サイトマップを自動生成するプラグインです。
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Japanese Proofreading Preview
- 日本語の校正支援情報付きで記事をプレビュー表示するプラグインです。内部的にはYahoo!の校正支援APIを呼び出しているようです。
- 日本語の校正支援情報付きで記事をプレビュー表示するプラグインです。内部的にはYahoo!の校正支援APIを呼び出しているようです。
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Jetpack by WordPress.com
- WordPress公式の様々な機能を提供しているプラグイン。私は主にMarkdownの有効化、SNSへの自動共有機能を利用しています。
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Post Status Notifications
- 寄稿者からの投稿があった際に、管理者アカウントにメールで通知をしてくれるプラグイン。
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Public Post Preview
- プレビュー用の一時URLを生成し、公開前であってもURLを知っていれば外部からプレビューを閲覧することができるようになります。記事の公開前に関係者に確認を取る場合に便利なプラグイン。
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SNS Count Cache
- SNSのシェア数をカウントするプラグインです。
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User Role Editor
- ロールごとに、細やかな権限制御を行うことができるプラグインです。寄稿者に対してデフォルトよりも多くの権限を割り当てるために使用しています。
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VaultPress
- 記事の自動バックアップを行う公式プラグイン。VaultPressはJetpackに含まれる機能の一つで、JetpackのPersonalプラン以上で利用できるようになります。一番安いプランでも年額4,000円ほどで手軽にバックアップが取れるようになるので、購入しておくことをオススメします。
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WebSub/PubSubHubbub
- 記事が投稿されたタイミングで検索エンジンにインデックスされるように通知を行うプラグインです。正直なところ、このプラグインは現在も有効なのかどうか不明です。「Google XML Sitemaps」だけで十分という話もあります。Google Search Consoleで「Fetch as Google」を行うのが一番確実なようです。害はないのでとりあえず入れている、という程度の扱いです。
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WP Multibyte Patch
- WordPressの日本語のバグを修正するパッチです。
立ち上げ期にかかった費用
- WordPressテーマ 10,000円
- レンタルサーバー 15,000円
- ロゴ制作 15,000円
- 画像素材 6,000円
- Jetpack 4,000円
ざっくりした計算ですが、合計5万円ほどでした。
期間に関しては、日頃の仕事の合間にやっていたので正確な作業時間は失念してしまいましたが、実働一週間程度でしょうか?
コンテンツマーケティングの一環としてオウンドメディアが流行していますが、成果が出るか否か読めない初期段階では、担当者が自分一人だけ、という状況になる方も多いのはないでしょうか?この記事がそういった方の参考になれば幸いです。
次回以降機会があれば、運用フェーズに関しての記事も書いてみたいと思います。