MPlayerの話

こんにちは。風邪気味の門脇です。

今回は、MPlayerの話です。

MPlayerとは高機能で軽量なメディアプレーヤです。
再生よりプレーヤの見てくれを描く方に力を入れているアプリケーションとは違い、
コマンドラインですべて行います。(それが嫌な人にはGUI版のGMPlayerがありますのでご安心を)
また、フリーなソフトの中では再生可能なフォーマットが一番多い(らしい)。

さらに、エンコードが可能なMEncoderも付属し、こちらも多彩なフォーマットを扱えます。
GUIで編集可能なものと違い、カット編集やフィルタの画質を確認しながら作業するのは不便ですが、バッチ処理などについてはコマンドの威力を遺憾なく発揮し、快適に作業できます。

私の場合、再生ではほとんど困ったことはありません。大抵の動画は再生出来ます。困ったのは、wmvコンテナだと音ずれするのと、windows依存のDRMなファイルがダメとなことくらいです。

まずはコンパイルとインストールです。


./configure --win32codecsdir=/usr/local/lib/win32codecs

ほとんどが自動選択なので、つける必要があるオプションは少ないですが、コーデックが入っているディレクトリがデフォルトと違う場合は、codecsdirやwin32codecsdirなどを指定してください。

make はすぐに終わり、make installすればOKです。

基本は、


mplayer hoge.avi

でOKです。


mplayer http://hogehoge.example.com/hoge.avi

とすればこのURLからダウンロードして再生してくれます。


mplayer tv:// (以下略

とすればキャプチャカードから読み込めたりします。

このあたりはマニュアルの方が詳しいです。

以上は再生ですが、MEncoderではこのMPlayerとほとんど同じ書式で扱えます。

ただ、私がまだよく分かっていないので今回は再生だけにします。
次回はエンコードについても書きます。