パソナテックセミナーにて思ったこと

お久しぶりの田中です。

昨日、少しばかりのご縁を頂き、パソナテックさん主催のセミナーにて講演(パネルディスカッション)をさせていただきました。

パソナテック社長の森本様からは、非常に応えやすい質問を頂けたので、私としては非常に助かりました。僕も、分かりやすく説明できる森本社長を見習わないと。

参加者はU25という事で、25才の自分とほとんど変わらない学生さん。僕は就活をしていないものの、2~3年前は、友達もこんな感じだったなぁと思いながら、話をしていました。

印象に残ったことは、皆さんが会社の社風について、非常に意識が高いこと。「どうしたら社員が辞めない会社を作ることができるんですか?」と聞かれたときは、「若者はなぜ3年で会社を辞めるのか?」という意識を持っていた自分が恥ずかしくなりました。

急成長企業でスキルアップと考えて会社に入社してくる人よりも、一緒にものごとを成し遂げようよと集まる人の方が、僕は好みです。昨日の参加者の感触だと、後者を望む人が多いみたいで嬉しかったです。

また、ITエンジニアはクリエーターだと断言しました。実際は、システム受託を専門にやっているプログラマであれば、この感覚は無いかもしれません。ただ、僕の理想とするIT企業は、エンジニアリング能力をもったクリエーター(もはやプログラマではない)が、会社の命題を実現していく、というものです。そのためには、自己実現を含めたモチベーションも必要だと思います。

先日デブサミに行ったとき、Feedpathの津幡さんが、サイボウズ製品のOfficeは創業者の1人である畑さんが1人で作り上げたものだ。データベースソフトのデジエやCRMのメールワイズといった製品も、最初はプログラマ1人とデザイナ1人で作っていたりするんだよね、と話していました。

1、2人で大きな製品を作れることは、IT企業が一番自慢できる事だと思います。しかも、絵画などと異なり、その内容が素晴らしいものであれば、世界中の人が同時に使い、その仕組みに恩恵を受けることができます。

手前味噌ながら、HTML2PDFも同じようなスタンスの商品です。2月~3月にかけて、立て続けにこのようなサービスを増やす準備を、いま進めているところです。ご期待ください。